DTMスキルアップメモ - frenchbread

見習いボカロPがそこそこのボカロPになるまで、が描かれていくはずのブログ。

ボカロ(初音ミク)×Cubaseでケロケロボイス

現在、新曲「ナミダ*ドロップス」(歌詞リンク)を作っているのだが、一部のパートをいわゆるケロケロボイス(ケロ声・ロボットボイス)にしようと思ってチャレンジしてみた。

 

ケロケロボイスにすること自体は実は容易である。

以下の動画のとおり、Pitch Correctという標準エフェクト(Cubaseの場合)を初音ミクの出力トラックにインサートして、メロディのMIDIデータをそのトラックに送り込むだけなので、これをご覧いただくのが早いと思う。

1:30あたりからPitchCorrectの具体的な使い方の説明がある。(Toleranceも100にあげておくとより効果が強くなる。)

 

www.youtube.com

 

わたしが解説するようなことではないが、原理としては、人間の歌はメロディの音に対して少し上下のピッチから入るなど不安定になるのだが、これを音の出だしから機械的に正しいピッチに矯正することで、普通の人間の歌に慣れている聴き手には特殊な音に聴こえる、ということらしい。

 

ここから本題!

ところが今回困ったのは、ミクさんに通常のケロケロボイス加工を行っただけでは、いまいちケロケロ感が出なかったのである。

これはミクさんが半機械人であり、出だしからほぼ正確なピッチで歌ってしまうためと思われる。

 

なので、他にもいくつか工夫を施して、声の変化がなんとか聴き手も伝わるようにしてみた。

 

結果がこちら。ケロケロは 13秒あたりからであり、その前のところはスローテンポでしっとり歌うパートである。

 

以下が工夫した点。なお、わたしのミクさんはV3である。

・しっとりパートではダイナミクスを変動させたりビブラートを入れたりしたが、ケロケロパートは一定のダイナミクス、もちろんビブラートはなし。またディケイを0にして抑揚を出さないようにし、吐息成分のブレスネスも0にした

・ケロケロパートはアクセント=100&ベロシティもMAXと、アタック要素を最大に

・より機械っぽさを出すためにEQでラジオボイス加工(中音域以外をカット)

・これでもたいしたケロケロ感がなかったので、Pitch Correctの送り元のMIDIトラックに対して、長音部分の後ろのほうのピッチを矯正的にずらして、何も意識してない人が聴いても「あ、なんか加工されてる?」と違和感を覚えるようにした(ピアノロールのスクリーンショットの青い丸のところ) 

 

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最後のは正しい手法なのかわからないが、 印象としてはこれが一番効いた気がしている。

今のところわたしが思いついたのはこれくらいである。これ以外にも、いい手法をご存知の方がいたら教えてくださいまし。