DTMスキルアップメモ - frenchbread

アマチュアDTMerで、ボカロ曲や女性ボーカル曲を作る修行をしながら学んだノウハウや成果を書いていきます。目指せ、脱初心者。

ボカロPの多彩なスキルに改めて敬服する

通っているDTMスクールで、セルフプロデュースという講座を受けた。

その中に、今はSNSなどで個人がダイレクトに情報を発信しファンとつながるのが当たり前の時代で、ツイッターFacebook・ブログ等は必ずやるべきだ、という話があった。

 

これを読んでいる方は(ま、読んでいる人はあまりいないのだけど)SNSやブログをしている方が多いはずで、そんなん当たり前だろうと思うだろうし、実際ほとんどのボカロPの方々はそうしている。

わたしだってボカロPかボカロクライアントかわからないが、一応そういう名乗りを上げている立場で、実際にブログとツイッターをやっている。

 

といっても、ブログもツイッターも熱心に始めたのはこの5月くらいからで、ネット活動の大変さや面白さをようやく少しずつわかりはじめた程度の状況である。

で、最近改めて思うのが「ボカロPは本当にボカロ”プロデューサー”なんだなあ」ということだ。

 

以下、ボカロPがやっていることを大まかに分割してみた。

 

①曲の完成まで

※ひとつ前置きとして、以下、ネット配信でない従来メディアの(CD販売されるイメージの)リリース方式をリアルと表現する。そっちの世界を知っているわけでは全くないが、常識的に想像がつく範囲で勝手に書いている。

 

まず、ボカロPは曲を作ってミクさんに歌っていただく。

曲作りやボーカルさんとの打ち合わせ(調声)は、リアルではプロデューサーではなく作曲家等の仕事だが、ボカロ界ではそれがプロデューサーの仕事である。

作曲ではなく既存曲のカバーということもあるが、それはそれでアレンジを施したりするであろう。

 

曲には必ず詩が必要だ。

詩はボカロPが自作することもあるし、分業のこともある。このへんはリアルの曲と変わらない。

わたしは自分で作ることもあるし、他の方の詩を使わせていただくこともある。

 

曲自体はここまででできあがる。最近存続が危ういsoundcloudやらピアプロやらにアップすれば、リリースは完了といえば完了だ。この敷居はリアルの曲とは比べ物にならない低さである。

 

ちょっと前のわたしはここで活動を終えていた状態だった。

が、当然これだけでは曲は誰にも聴いてもらえない。ありがたい暇人様や偶然によってほんの少し拾われるだけである。

このブログの初期の記事でも、そのことに悶々としていた形跡が残っている。

 

というわけで、曲作りより先の段階が2つある。動画作りと宣伝だ。

先に宣伝から書く。

 

②宣伝

これがまさにSNS等の出番であり、「空前絶後の名曲、ここに爆誕!聴かなければ貴方は死して地獄行き、輪廻転生してなお生の喜びが得られぬほどに損をする。さあ、貴方ははどっちを選ぶ?!」みたいな呟きを投下することを基本として、ボカロPさんは初期リスナーの確保につとめる。

このレベル感はピンキリだが、敷居自体は当然リアルよりとっても低い。ただ、呟いたとてわたしのフォロワーが0人なら、今わたしはこれをカフェで1人で書いているのだけれども、上記つぶやきをこの場で声に出して言うに等しく、せいぜい後ろのテーブル席のおばはん2人に怪訝な目で見られるくらいだろう。

 

なので、フォロワーさんを増やさないといけない。

のみならず、みなさん数百人とか数千人のレベルでフォローしていることがほとんどなので、TLのリンク先なんか全部見ていられない。ゆえに「あ、この横文字の猫さんが曲アップしたんか。聴いたろうかしらん」と思わしめるように信頼感を築いておかないといけない。

  

これって曲作りそのものとは全く必要なスキルが異なる話である。いわば営業。

圧倒的な技量を持った方なら、自然にファンが増えるかもしれないが、そういう人は稀であろう。

なので、けっこう中堅以上なボカロPさんのみなさんは地道な営業を続けているのではないか。頭が下がる。

 

ちなみにわたしの微笑ましい(?)ツイッターアナリティクスはこちら。

ほら、伸びしろだけは溢れんばかりだ。

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③動画作り

わたしはいまだニコ動デビューすら果たしていないが、ボカロPといえばニコ動が常識である。

が、現時点のわたしは「なんでみんなさらっとそんなカッコイイMVを当たり前のように用意できるの?!」と思っている状態にある。

動画を作るためには、動画師さんと接点をもつ、あるいは純粋に有償でお仕事として依頼することになるので、宣伝のくだり同様に信頼関係を含む人脈、もしくは財力が必要ということになる。

 

さらに、お気楽なわたしは動画師さんというものはイラストも含めて作るのが普通だと思っていたのだが、そんなことはないようで、実はこれまで何回か動画師さんに相談してみたのだが「で?イラストあんの?」と当然のこととして聞かれ(そんなつっけんどんな言い方をする人はおらず、みなさん丁寧だったが)、動画の前のステップとしてイラストがいる→そのために絵師さんと接点をもつ、あるいは純粋に有償で・・の2重ループが発生することがわかった。

 

リアルのMVは撮影やらそのための俳優さん女優さん等のアサインやらでめちゃくちゃ大変だろうと思うものの、アルバム曲などはMVまで作らないこともよくあると思う。その点、毎回MV込みでニコ動投稿をしているボカロPさんはすごい。(この点ですごいのは動画師さんなのだが、あくまでプロデューサー能力という意味で。)

 

ちなみに完全に蛇足だが、現時点のわたしのほぼ唯一の動画作品(そして唯一1000再生を記録している作品)はこれだ。Songleというすんげー高機能なサービスに丸投げしている。

できることなら全ての作品をこんな感じで自動生成してほしいが、さすがにワンパターン化してしまうし、歌詞には対応できない(TextAliveだとできるんだけど少しだけ手間がかかる)ので、今はまっとうに人脈形成を目指したいなあと思っている。

 

www.youtube.com

 

たわいのない総括

ニコ動で数千回以上の再生を余裕でクリアできているボカロPさんは、こういったことを全て乗り越えているわけなので、まさに”プロデューサー”という呼称にふさわしいと思った次第である。

しかもほとんどの方はいわゆるアマチュア、仕事や学業の片手間で、無償で楽曲を公開しているのだから本当に敬服する。 

 

わたしも亀の歩みだけれども、そういうレベルまでがんばって到達したいものだなあ。