DTMスキルアップメモ - frenchbread

見習いボカロPがそこそこのボカロPになるまで、が描かれていくはずのブログ。

DAW標準とフリー音源と有料汎用音源と最強専用音源のベースを比較してみた

 

少し前にベース音源Trilianを入手したのだが、いくつかベース音源が揃ったところで、ベース音源のクオリティとはどのあたりに現れるのだろう?と思って、簡単な実験をしてみることにした。

 

frenchbread.hatenablog.com

 

選手紹介と実験方法

①Logic Pro X標準「EXS24-Liverpool」さん

②献身的なフリー音源「Ample Bass P Lite Ⅱ」さん

③万能選手Kontakt 5「Pop Bass」さん

④王者Trilian「Studio Bass」さん

できるだけ特色が似た選手を選ぼうとしたのだが、うまくいっているのかまったくわからない。エレキベースのフィンガー系であることは確かだ。

 

さて、まず実験の材料。入りの部分以外は同じフレーズを4ループさせている。

だいたい、①が0:03-、②が-0:14-、③が0:26-、④が0:38-である。

MIDIデータはこんな感じ。打ち込み的に何の工夫もない。ベロシティも全く同じにしてある。 

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で、比較の仕方だが、音量はできるだけ同じになるようにした(ピーク時の音圧をあわせた)。EQやコンプなどは一切かけず、アンプも通していない。

そのうえで、オーディオに変換して波形を表示+観測用のEQで周波数特性を眺めてみるということをやった。素人らしい素朴な手法といえよう。

ではいってみよう。

 

 

①Logic Pro X標準「EXS24-Liverpool」さん

②以降と比べるとわかるのだが、波形が詰まっている。音と音の間もそうだし、単音としてもである。つまり音が歯切れの悪い、もわっとした音ということだろう。

周波数としては100Hzあたりが大きく、50Hz未満の超低音は小さい。また500Hz以上はほとんどない。つまりアタック感には乏しく、フレットノイズ的な音も入っていない。

低音の中核を支える役割はしっかり果たせるが、デュレーションや音作りの仕方を気をつけないとモコモコの原因になってしまうという感じか。

 

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②献身的なフリー音源「Ample Bass P Lite Ⅱ」さん

①に比べると波形の緩急がある分、歯切れのいい音になっているといえそう。一方で超低音がかなり出ているので、迫力を出しやすい

ただ、超低音はドラムのキックとかぶってしまうので、現実的にはローカットすることが多いと思う。そうすると波形は①とあんまり変わらない感じになる。

 

 

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③万能選手Kontakt 5「Pop Bass」さん

波形の特徴としては、①や②に比べて音の出だし部分のでっぱりが小さい。というとアタックがはっきりしなくなる?かと思ったが、むしろくっきりしている。また、音と音の間がかなりはっきりとフラット(無音)状態になっている。

周波数をみると1KHz-2KHzのアタック感が出やすい部分がそこそこ出ているので、そのおかげだと思われる。

スキマを作って他の音を邪魔しないようにしながらそこそこの主張をするという、その名のとおりポップスでの使いやすさが重視された音なのかな、と思った。

 

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④王者Trilian「Studio Bass」さん

波形を見て気づくのは、同じ音を連続させている打ち込みなのに、波形がちょこちょこ変わっていることである。音が機械的にならないように、同じ音の連続でも違うサンプルを使って音を出してくれる「ラウンドロビン」機能が発揮されていることがわかる。

中音域の音が出ているのは③と同じだが、音と音のスキマは③より若干の余韻が残っていたり、超低音の周波数が出ていたりする。

つまり③に比べてリアル志向ということだろう。

 

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まとまってないまとめ

相当、いい加減な比較である。音源としての優秀さは、ベロシティの切り替えによってどれだけニュアンスが変わるかとか、キースイッチ等による奏法のバリエーションとか、もっと多角的に評価すべきということはわかっている。

ただ、ベースは多くの部分ではこのサンプルのように地味にべんべんルート音を鳴らしていることが多いと思うので、そういう状況での比較にもそこそこ意味はある。ということにしよう。

Logic標準のプラグインだけで、しかもミックスとか音響学の知識がない素人が分析を試みるので、何も気づきがなかったらどうしようと思ったが、結果それなりに納得がいく解釈ができた・・・・と、いうことにしよう。うん。