DTMスキルアップメモ - frenchbread

見習いボカロPがそこそこのボカロPになるまで、が描かれていくはずのブログ。

ギターが弾けないDTM初心者のためのアンプシミュレータ基礎

こんにちはfrenchbreadです。最近曲作ってる時間よりブログを書く準備している時間のほうが長い気がする・・

 

アンプシミュ何使えばいい?

前回の記事で、ギターが弾けないDTM初心者にとってギターは打ち込みのみならず、出音の構図すらわからんよね、ということを書いているので、この辺から怪しい方はまずこちらを見ていただきたい。

途中からはタイトルのとおりJunk Guitarという音源の話なので、今日のお題には直接関係ない。

frenchbread.hatenablog.com

 

さて、アンプシミュレーターはDAWに標準装備されているはずだが、以下の理由でこの記事ではGuitar Rig 5 Playerのフリー版を題材にする。 

  • フリーでダウンロードできるので、使用DAWに依存せず誰でも入手できる
  • 有償版(Pro)は本格派も使うクオリティであり、フリー版は使えるアンプやキャビネットの種類などが大幅に制限されているが、使えるものについては音質はProと同じ
  • 使えるものが制限されているので、初心者は逆に迷いが少なくて済む

個人的に最後の点重要。だって、何もわからないのに膨大な選択肢を提示されて「まあ試してみろよ」って言われたら、よほどやる気がない限り途方に暮れるでしょ?

なおAmplitube 3 Freeも同様の理由でオススメできるし、別にわざわざGuitar Rig 5をインストールしなくても、この記事の内容の把握くらいなら差し支えはないと思う。

 

Komplete : ギター : Guitar Rig 5 Player | 製品

 

つまみの意味

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Guitar Rig 5 Playerだと使えるアンプシミュレーターの種類は1つしかない。「JUMP」というモデルで、控えめでスムーズなイギリス系のアンプのようである(Marshall JCM800というのが実機モデルだとか)。とりあえず無難なタイプのものが提供されていると思っておこう。

 

で、アンプの音作り=パラメータ(つまみ)の設定ということになるわけだが、まずこのつまみのラインナップ自体がアンプのモデルによって異なるので初心者は混乱する。

とはいえ、ある程度は共通しており、ざっくり調整できることは次の2つだ。

  • 歪みと音量
  • EQ(イコライザ) 

 

歪みと音量

まず歪み。ギターアンプを通して得られる歪みはエレキギターの音のキモである。

この歪みを操作するつまみが一般には「GAIN」なのだが、これが「DIST(ディストーション)」だったり「DRIVE」だったり「VOLUME」だったり、「GAIN+VOLUME」だったり、今回の題材のJUMPだと「GAIN(スイッチ)+PRE-AMP(つまみ)」だったりするのでややこしい。

JUMPについていえば、GAINスイッチはHIGHにしておかないとかなり弱い音になるので、基本はHIGHにしてPRE-AMPで実質的に調整する感覚でよいのではと思う。

(アンプ以前にエフェクタを使用して入りの音をかなり増強するような音作りだったら、GAINスイッチをLOWにすることも。)

 

さて、歪みの強さをまず決めよう。

歪みの強さに応じて音量が上がるので、「MASTER」のつまみでトータルの音量調整する。GAIN(歪み)+MASTERを10〜15にするくらいが普通なようだ。

  • クリーン系の音色:GAINを2、MASTERを8に
  • 歪み系の音色:GAINを8、MASTERを3に

みたいなイメージ。(もちろんアンプによってバランスが違う。)

 

なお、つまみが「GAIN」と「VOLUME」の2つで「MASTER」がない場合は、「VOLUME」が歪みでなく音量調整用のつまみになったりするようなのでご注意を。

 

EQ(イコライザ)

DTMerならイコライザは使えるはずなので意味はわかると思うが、アンプのEQつまみ効果はだいたいこんなところになる。

  • BASS:〜200Hzくらいの低音。ボディの鳴り。
  • MID:500〜1kHzくらいの中音。ギター音の軸。
  • TREBLE:1kHz〜2kHzくらいの高音。アタック/スピード感。
  • PRESENCE:2kHz〜4kHzくらいの超高音。明るさ。

BASSはあまり大きいとモコモコになったりキックやベースの邪魔をするのでほどほどに、PRESENCEはあまり大きいと耳が痛いうるさい音色になるので0〜3くらいを基準に考えるくらいが良いようだ。

なので、MIDやTREBLEを大きめ、BASSやPRESENCEはそれより少し小さめとしておくのが基本ということになる。

 

サンプル

ここまでを踏まえてサンプルを作った。

ロックっぽい曲のイントロで、「アルペジオ」「パワーコード」「ソロ」の3つのギターが順に入っていく形にしている(1つずつ入らないとわかりづらいので)。

本当はエフェクタを使ったりしながら音を完成させていくのだが、アンプの設定による違いを楽しむ(?)サンプルということで、エフェクタは軽いリバーブ・ディレイくらいにとどめた。

(そうでもなくてもわたしは決してギター打ち込みの中級〜上級者ではなく、勉強しながらこの記事を書いているレベルの人である。)

 

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「ギター1」はアルペジオなので、音はあまり歪ませず(PRE-AMP 2 : MASTER 8)、きらびやかになるようBASSを小さめ、TREBLEを大きめにした。

「ギター2」はパワーコードで、歪みをそれなりにして(PRE-AMP 6 : MASTER 6)、EQはMID中心にBASSを大きめ、TREBLEを小さめにした。(のだが、迫力ないなあ・・。)

「ギター3」はソロで、目立たせるために歪みは強くした(PRE-AMP 8 : MASTER 5)。EQはMID中心。試しにPRESENCE大きめにして音を明るめにしようとしているが、効いているかどうかは知らない。

 

 

なお今回は使わなかったが、

  • ハードロックやメタルなどで、MIDを小さく、TREBLEやBASSを大きくすることで、いわゆる「ドンシャリ」を狙う設定
  • ジャズなどで、歪みを小さくしつつBASSやMIDを大きくして温かみのある音色にする設定

あたりもよく使われるようだ。

 

ではアンプ編はここまで。次の回(エフェクター編)に続く。

frenchbread.hatenablog.com

 

 

参考

わたしのサンプルがあまりにひどいので、まともなGuitar Rigの説明動画も紹介しておく。(なお、有償版のProを題材にしている。)

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