DTMスキルアップメモ - frenchbread

見習いボカロPがそこそこのボカロPになるまで、が描かれていくはずのブログ。

【特別企画】フォロワーさんの作品をご紹介します!(第6回)

こんにちは、frenchbreadです。

twitterで「期間中にいいねを押した人の曲を感想付きで紹介します」とツイートして募集した企画の第6回です。

対象が40人以上で週1ペースで4〜6人しかさばいてないので、通常記事と交互に投稿する長期企画になっております。

これまでボカロ曲×4→歌ってみた(またはNNI)×1と歌モノだけを取り上げてきましたが、今回は「インスト曲編」です。

 

frenchbread.hatenablog.com

 

No.23 kouさん「位相」

soundcloud.com

 

kouさんは「Future Bass」を主に作ってSoundCloudに投稿されているようである。

ん、Future Bassってなんだ?新種のエレキベース?と思ったあなた、もといわたし。Future Bassとは「未来をイメージさせるようなエレクトロニック・サウンド」だそうですよ。

18歳の日本人クリエイターが作る「Future Bass」がネットで話題! | Veemob

たしかにこの曲の、神秘的で少し浮遊感があって、それでいてカッコいい感じは未来的だ。

 

それから「位相」はコルトレーンチェンジというコードアレンジ法を用いて作られた曲だそうな。

ん、コルトレーンチェンジってなんだ?と思った・・(略

コルトレーンチェンジは、12音階のうち、CとEとA♭のような長3度シフトするとループする関係にある3つのコードを「自由に交換可能なコード」とみなして、通常のスケールのコード進行を置き換えていく技法のこと。みたいです。勉強になりますね。

タイトルの「位相」もこのコルトレーンチェンジのイメージから来ているのであろう。たぶん。

 

pianeco.hatenadiary.com

 

心地良いけど少し意表をつかれたような不思議な印象を受けるコルトレーンチェンジのコード展開は浮遊感があり、それがエレクトロサウンドになることによって未来的な雰囲気を作ってるのだなあと納得した。

 

No.24 Yusukeさん「Luminous Stairway」

www.youtube.com

 

上品で透明感のある楽曲を作られるYusukeさん。

「Luminous Stairway」は2枚組のCDで全般的にピアノメインの音楽だが、1枚目は純粋なピアノ曲、ジャズ調の曲、スピード感のあるピアノロック曲などのバリエーションがある12曲アルバム構成、2枚目は「Paraiso」という20分長の組曲となっている。

 

上のリンクは「Paraiso」のクロスフェード版で、曲の展開に応じて「海辺」「静寂の夜」「葛藤」「決意」「喪失」「改装」「別離」などさまざまなテーマが散りばめられているそうだ。以下はご本人のページ。

 

yusuke-ip.tumblr.com

 

わたし自身一番好きな楽器がピアノなので、クロスフェードだけでも聴き入ってしまう。繊細で透き通るような音色にアレンジ。特に高音域が美しい。

 

なお、かと思えばゲームミュージックも実はお好きなようで・・こんな作品もあってYoutubeで18,000再生とヒットを飛ばしている。熱いですよね、Sa・Ga2。

Sa・Ga2 秘宝伝説 - "死闘の果てに" メタル・アレンジVer ("At the End of the Decisive Battle" Metal Arrange Version) - YouTube

 

No.25 GEPPERARSさん「PAST OF DIM RAIN」

soundcloud.com

 

GEPPERARSさん(倉本哲さん)はボコーダーをメインにした楽曲を作られている方。

ボコーダーはこのご存知の方が多いと思うが、Wikipediaから引用するとこういう定義。今回はインスト編に含めているが、つまり実際には加工された歌声が入っているということだ。

ヴォコーダー(英: vocoder)、あるいはボコーダーとは「ヴォイス」(voice)と「コーダー」(coder)を合わせた言葉で、電子楽器やエフェクターの一種。シンセサイザーの一種に分類されることもある。

 

上の曲はこの記事の作成日の朝に投稿されたばかりの曲で、27秒あたりからボコーダーが入っているのがわかると思う。

洋楽的というかミニマルな構成で、ずっしりしたシンセのバッキングにボコーダーの音が乗ってくるのが幻想的だ。

あまりはっきり聴こえないのが残念なのだが(ボコーダーというのはそういうものなんだろうけど)情緒的な歌詞も素敵だと思う。(上の「soundcloud.com」のリンクから見ると歌詞を確認できる。)

 

No.26 Straight Arrowさん「YAKUJIN DANCE」

www.nicovideo.jp

 

Straight Arrowさん。最近はオリジナルボカロ楽曲をメインに作られているが、東方アレンジが素敵なので今回はこちらを紹介させていただいた。

東方は同人系やニコニコ界隈では有名だが知らない方は知らないと思うので(当たり前か)、そういう方はこのあたりでざっくり確認しておいてください。

 

今回とりあげた曲は「厄神様の通り道」という曲が原曲で、マイナー系で熱いアップテンポの曲なのだが、これのダブステップアレンジ版である。

 

原曲はこちら。

【東方原曲】風神録「厄神様の通り道 ~ Dark Road」【高音質】.mp4 - YouTube

 

ダブステップらしい四つ打ちキック+サイドチェイン・豊富な効果音系音色・フィルタを開いていくノイズ音・ワブルベースなどがふんだんに織り込まれていて、飽きがこない作り。東方なんて全然知らんわ、という方でもEDM楽曲として十分に楽しめるレベルだと思う。 わたしはむしろ原曲より好みだ。

個人的にはメインの旋律を寂しく孤高な雰囲気のピアノバラードっぽく演奏するところが好きで(30秒〜ほか)、曲の構成や展開がセンスあるなーと感じる。今後のボカロ曲も期待ですね!

 

No.27 アメ水仙さん「Ascetic Practices」

 

soundcloud.com

 

 同じく東方アレンジより、アメ水仙さん。

「最も澄みわたる空と海」という気高くて切ない曲が原曲で、隠れた名曲として人気なんだとか(たぶん)。タイトルの漢字をつなげると「最澄 空海」で、楽曲付属のショートストーリーには「体は花のように落ちてしまうけれども、心は香りのように飛んでいく」という空海の句が載っているんだとか。たしかにそんな感じの曲です。

 

原曲はこちらから聴けます。

卯酉東海道 オリジナル 最も澄みわたる空と海 - YouTube

 

アメ水仙さんバージョンは、この曲のダンス系アレンジ。原曲にある幻想的な雰囲気のアルペジオはそのまま活用したり、ピアノのメロディは激しいシンセ音ではなく木管・弦の音色で表現することで、原曲の魅力を損なわないようにしつつも、独自色をうまく出していると思う。音色の選び方が素敵だ。

 

なおご本人のWebページはこちら。

アメ水仙@Kinetic Stream